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> 第6話 調査隊を救出せよ
「まさか、こんな事が・・・」
アーセレナの地質学者で、今回の第三次調査隊の一員として遺跡の調査にあたっていたレイナは、目の前で起きた信じられない出来事に思わず声を詰まらせた。
調査道具をそのままに、じりじりと後ずさりし、慌てて走り出す。
「大変だ。早く皆に知らせないと!」
古代遺跡の調査開始からおよそ一ヶ月。第三次調査隊から「重要な発表がある」との連絡が届き、大陸全土が期待と歓喜で沸き立ったのも束の間、その翌日には至急の救出要請が届き、人々の間に困惑が広がった。
「一体、遺跡で何が・・・」
誰もがそう口にせずにはいられなかった。
【今回の課題:「課題シナリオから展開させた場面描写」+「自陣の特徴」】
最殊勲
ツァラ(地)
最殊勲には、青柳武緒さんの作品(ツァラ)を選ばせて頂きました。
ダイジェスト版のような表現を、コマ割という手法ではなく1枚絵としてしっかりと表現し切っており、手に取るようにストーリーが感じられるのが素晴らしいと思います。
殊勲の各作品について。
Graychuさんの作品(リース・ヴィッチェス)は、遺跡そのものが怪物だったというストーリー展開。展開自体はありふれたものではありますが、シンプルにそれが表現されているのと、怪物に吸い込まれるような空気の流れが、キャラクターの髪や表情で多少コミカルに表現されているのが、面白くて良いと思います。
らいおんさんの作品(アクエリア)は、面白みのある構図・画面構成の面から選ばせて頂きました。キャラクターと水の精霊達が、一所懸命調査隊の人を助けようとしている様子もよく描けていると思います。
ダリアンさんの作品(リダ)は、遠近のメリハリの良さと、多少仰ぐような構図、それを活かすような、人物・怪物の大胆な配置など、構成面で非常に優れていると思います。そして、細かな所ではありますが、実際の戦闘と対をなすような壁画の題材が面白いと思います。
カズアキさんの作品(ケイズ)は、水蛇、霧といった分かりやすい形で水の特徴が表現できており、また、恐怖に怯えるレイナや、事の状況を見るキャラクターの真剣な目など表情もよく描けていると思います。
殊勲
殊勲
殊勲
殊勲
リース・ヴィッチェス(地)
アクエリア(水)
リダ(水)
ケイズ(水)
健闘
健闘
健闘
健闘
イフリート(火)
キリュウ(火)
ジャスミン(火)
甲(火)
健闘
健闘
健闘
健闘
こん(火)
ノトス・モンスン・
エオリアン(風)
サーラム(風)
ルナール(風)
健闘
健闘
健闘
健闘
クリフ(風)
颯川花子(風)
カイエ(風)
Seeds(地)
健闘
健闘
健闘
健闘
ハル(地)
ナギト(地)
カヤル(地)
エスト(水)
健闘
健闘
唯(水)
メルテ(水)
獲得P
キャラクター(ID・お名前)
最殊勲
12
ツァラ
(ID:12657 青柳武緒)
殊勲
8
リース・ヴィッチェス
(ID:01767 Graychu)
アクエリア
(ID:04434 らいおん)
リダ
(ID:14046 ダリアン)
ケイズ
(ID:06228 カズアキ)
健闘
2
イフリート
(ID:08100 華亜瑠)
キリュウ
(ID:11207 草野なお)
ジャスミン
(ID:03157 るんな)
甲
(ID:15341 はむ)
こん
(ID:08070 佐藤鯨魚)
ノトス・モンスン・エオリアン
(ID:04302 冥丸イヌチヨ)
サーラム
(ID:06733 ハリィ)
ルナール
(ID:05526 神楽なるみ)
クリフ
(ID:15139 霧島さとり)
颯川花子
(ID:08141 三月ふたこ)
カイエ
(ID:10686 かさね)
Seeds
(ID:00462 佐々木なの)
ハル
(ID:19718 陽太郎)
ナギト
(ID:01425 朧部あいや)
カヤル
(ID:05924 伊藤未生)
エスト
(ID:17450 暁)
唯
(ID:12141 ナナ)
メルテ
(ID:06844 みすけ)
全参戦者作品 →
火
・
風
・
地
・
水
火
102
風
113
地
101
水
84
→
火
92(-10)
風
105(-8)
地
109(+8)
水
94(+10)
<解説:第7話ストーリー>
「まずは弁明を聞こくととしようか。アーセレナの王よ」
フレイドの王ファル・ダルクは、静かに、だが、威圧感をもってアーセレナの王タルナスに迫った。
「弁明? 弁明だと!? 何故、私が貴国に弁明などする必要がある!」
タルナスは、ありったけの力で机を叩くと、その勢いでファル・ダルクの胸元を鷲づかみにした。
「タルナス王、落ち着いて下さい。仮にも一国の王が、一時の感情で取り乱してはなりません。フレイドの王も、もう少し言い方というものを考えて下さい」
ウィンディーンの女王クリスは、両国王の肩に手を置き、言い聞かせるように言った。
「冷静だな、女王。だが、こういう話がある事は知っているかね」
ファル・ダルクは目を細め、やや大袈裟に咳き払いを一つすると言葉を続けた。
「ミリオーネの人々は、フレイドの国民になる事を望んでいるそうだ。これ以上、無能な女王の国民でいる事に耐えられないと、有能な国王の元で暮らしたいと、まあ、そういう事だ。国民の願いに応えてやるのが王の役割だとは思わないかね、女王?」
顔をしかめる女王を嘲るように、ファル・ダルクは豪快に笑った。
「それは…。つまり、我がウィンディーンに対しての宣戦布告だと言う事ですか」
「単刀直入に言おう。その通りだ。我がフレイドは、ミリオーネ地方を支配下に置く。そして、ファレーンは…」
そこで言葉を切って、先程よりだんまりを決め込んでいたファレーン王のアディムに目をやり、ほくそ笑む。
「ファレーンは、それに全面的に協力するとの事だ」
今回の遺跡での出来事は、事を複雑にし、四国間の不戦協定にひびを入れる結果となった。
何故、ウィンディーンとアーセレナの調査隊だけが助かり、フレイドとファレーンの調査隊が行方不明のままなのか、公表されない調査隊の発表内容とは何なのか。
――アーセレナとウィンディーンが手を組んで古代遺跡での成果を分け合い、事実を隠蔽している――
フレイドとファレーンでこうした噂が広がるまで、大した時間も要しなかった。そして、疑念がいつしか真実として語られるようになり、平和を望む心を蝕んでいく。
人々は、再び戦いの足音が近づいている事を、敏感に感じ取っていた。